大阪のデパート売上好調!と、在留外国人増との関係

 大阪地区デパートの前月売上高は、619億円!(ピンときませんけど。)

日本人の特に若年層については、デパート離れが進んでいて消費意欲は変わらず低めらしいですが、来日外国人向けの商品売上が健闘したようです。中でも、アジア圏ではハイブランドとして定着している日本製化粧品、続いて高品質で縫製が優れている子供服、ほかに時計など貴金属が好調だったそう。一時期の中国人による「爆買い」と呼ばれる現象も落ち着きを見せつつあるものの、依然、外国人観光客の購買力により売上が支えられているようですね。

 

 この日本製品ブームによって、在留資格を得て日本で起業する中国人がとても多いです。私の事務所がある淀川区周辺でも、家賃が安く交通の便が良いことから、小さな事務所を賃貸して貿易業を営む中国人が増えてきました。日本の卸専門のネットショップなどから化粧品や日用雑貨、健康食品等を仕入れ、地元中国の提携会社へ輸出販売するというパターンが多く見受けられます。炊飯器とかキットカットの抹茶味とかブラックサンダーの箱入りとか、よく買い占められてますもんね。こうした「良い!」と思うものの収集力というか情報力が素晴らしいなと感心しています。このようにして、日本製品はどんどん中国内にも浸透してきており、いっそ自分が日本から母国へ輸出してしまおう!となるのですね。他国へ来て起業することは、大きな決心が必要だと思います。この生命力(行動力)を見習いたいと思っております。