上陸許可「入国シール」のデザイン変更へ!

 なんやかんや言うてる間に、あと3年後には東京オリンピック開催となりました。

その経済効果として、

1. 訪日観光の増加

2. 関連する建設投資の増加

この2本柱に期待がかかっています(日本銀行調査統計局による)。そして、訪日外国人数は2020年に2,000万人という政府目標を達成する勢いとなっています。

2.の、関連する建設投資とは、オリンピック会場周辺のホテルの新築や増改築、また都心の再開発、商業施設の建設や交通インフラの整備など間接的な需要も含まれています。

 これからオリンピックイヤーに向けて、実質GDPを毎年0.2~0.3%押し上げるとまで予測され、数字化するとおよそ6兆円もの拡大となるそう。これはかなりの経済効果が期待できますね。

 

 このような現象をビジネスチャンスに生かすことができればうれしいですね!

オリンピックによって訪日する外国人はのべ1,500万人と予測されていますから、タクシーや飲食店での外国人向けサービスの拡充はもう必須ですし、IT系でも自動翻訳サービスや観光ナビといった分野に大きく参入できるチャンスです。実際にNTTでは、スマホを通じて「観光ナビゲーションサービス」を提供すると発表しています。現時点では主に大阪で需要の多い民泊ですが、東京周辺でもこうした施設の増加が見込まれますね。

 

 で、法務省では外国人のパスポートに貼る「入国シール」(上陸許可証印)のデザインを変更することにしたそうです。これまでは、「桐」の渋いデザインで、日本人ですらぱっとした印象を持ちにくいものだったのですが、変更後は「富士山と桜」になります。とても日本らしくて、このシールならパスポートにたくさん並んでいると嬉しくなりそうですし、後でこれを見ながら日本でのいろいろな思い出が鮮やかに甦るような気がします。

 来年初めの使用開始予定だそうですから、わたしも入管業務の際に目にすることを楽しみにしています!

そうそう、オリンピック効果により、外国人に住みよい日本・流通栄える日本を感じてもらい、より多くの外国人から中長期滞在の資格を求めて頂ければいいな、と切に思っております。