施術後の写真広告はOKなのか??

 以前、ネットや折込広告などで美容整形など医療機関が行う施術前後の写真をよく見かけたことがあります。この写真掲載について、厚生労働省は今年の10月にいったん原則禁止と決定していましたが、詳細な説明を付記すれば掲載を認める方向に転換しました。

 たとえば、がん治療後の乳房再建などを例に挙げ、情報提供が必要な側面もあり、また治療をイメージできる長所もあるとして方針を変更したそうです。

 

 いずれも個人の体験談の掲載は、個人的な主観が混在するため誤解を招きかねないとして不可となっており、 あくまでも事実に基づく情報を厳守します。ただし、ブログや口コミサイトへの書き込みは、医療機関側から金銭を受け取っていなければ広告に該当しないためOKとのことでした。

 

 以前あるうわさを聞いたのですが、美容整形外科の脂肪吸引の広告で、施術前の写真と、スタイルが良くなった施術後の写真ってよく見かけませんでしたか?あれ、スタイルのいいモデルさんが医療機関側からかなり高額な報酬をもらって、まずはじめに元々の良いスタイルを写真に撮っておいて、その後無理やり太ってもらうのだそうです。いわゆる逆転法です。夜中にケーキを食べたり、1週間ほどひきこもりつつラーメンや焼き肉をたべまくるという生活を送り、施術前の状況を故意に作り出すわけです。あくまでもうわさですが、こうした美容医療の広告ってなぜか疑わしいものが多いと感じるのは、わたしだけではないようです。

 こうした誤解や偏見を払しょくするためにも、写真といしょに治療内容や副作用について詳しい説明を付けてもらえたら、より現実味をもって治療をイメージできますよね。写真+個人の体験談だけでは怪しさ満載ですもん!

 

 SNSの普及で様々な美容医療法が簡単に拡散されるようになりました。そのような媒体から、わたしも怪しげな美容クリームの情報をたくさん得ました。クリーム塗るだけである日シミがペロっと剥がれるとか信じられますか??そんな安全な方法があるんだったらいち早く医療機関が取り入れてると思いませんか??もっともっとシミのない人が増えていると思いませんか??もっともらしい肌のラメラ構造図とか載せてますけど、有名タレントの名前を挙げて宣伝してますけど、ぜったいそのクリームだけで綺麗になってるんとちゃいますからっ!!・・・など、様々な怒りの声が聞こえるわけです(?!)

 

 今回、こうした条件付きなら写真掲載OKというルールが決定したことは、疑わしい医療行為を摘発できる大きなきっかけになることと思います。先ほどは少し話がそれましたが、エステなどの美容医療行為のクーリングオフも今月から可能となったこともあり、この先、もうあと一歩、SNSで拡散される胡散臭い美容アイテム情報をもとりしまるルールができればいいなと願っております。