セブンイレブンで民泊チェックイン!

 大手コンビニエンスストアのなかで、制服はいちばん地味でも(失礼!)商品のトレンドを引率しているのはセブンイレブン(以下セブンと略します)ではないでしょうか。

 

 それまでにもコンビニでオリジナルコーヒーを販売していたことはあったようですが、完全なるコンビニコーヒーブームを生み出したのは2013年に登場したセブンカフェであります。これに続いて他社コンビニもレジ横コーヒーを発売し、各社ともコーヒーチェーン店もびっくりな売り上げを記録しました。価格も発売当初から変わることなく1杯100円からなので、いまでも人気が衰えることはありません。

 そして、次にセブンが打ち出したのがコンビニドーナツです。コーヒーもドーナツもレジ横で販売することにより、ダブル買いの衝動に駆られるというわけです。このドーナツも100円前後なので、コーヒーとセットにしても200円程度というお手頃なおやつとなり、こちらはドーナツチェーン店の業績悪化を招くほどのブームとなりました。(いまは終息しています・・・)。他にも、セブン銀行や、素材にこだわったおにぎりやサンドイッチ、ちょっと高級なオリジナルアイスや、プレミアム感満載の金の食パンなどなど、セブンはコンビニ各社に大きな影響を与えてきました。

 

 そんなセブンが次に目を付けたのが、民泊です。一部の店舗に限られますが、専用の端末を設置し、利用者の本人確認と鍵の受け渡しができるようになります。大手旅行会社のJTBと共同で取り組んでおり、外国人が多く訪れる主要都市の約1,000店舗で実施する予定だそうです。

 新法「住宅宿泊事業法」が6月15日から施行されるのに合わせ、この専用端末「セブンチェックイン機」も6月から稼働させます。家主が同居しない施設の場合、宿泊者名簿の作成や本人確認などが義務付けられるようになるため、セブンチェックイン機でも、搭載カメラによりパスポート写真や顔写真を撮影し、タッチパネルで必要事項を入力します。JTBが遠隔でこの内容をチェックしたうえで、端末の保管箱を開けて鍵を渡すという仕組みになっています。また、宿泊後も同じように端末に鍵を返却するそうです。

 

 ここまで機械化されてくるとは!驚きました。ヒト対ヒトでも本人確認を誤ることがあります。それならかえって機械認証に頼った方が、正確性を求めることができるのかもしれません。これって、例のAIに仕事を持っていかれるというやつか・・・とも思いましたが、機械に頼れるところはバンバン頼っていいのだと私は思います。機械が疲れたとき、メンテナンスできるのは最終的に人間しかいないのだから。端末の向こう側にしっかりとJTBさんが目を光らせている。これこそ機械との理想的な共存だと思います。機械が持つ99.9%の正確さと、その向こうで優しく厳しく手を差し伸べて100%の完成度を与える人間の力=無限大。セブンチェックイン機がきっと実証してくれることでしょう!このセブンチェックイン機も、将来的に人間の目がなくても機能できるAIに進化するのかもしれません。各国語をインプットさせれば利用者との会話も成立しますしね。でもやっぱり、機械をきれいに拭いてくれるのも、不具合を直してくれるのも人間の成せる技なのだから、「AIちゃん」とうまく共存していきたいものです。

 

 余談ですが、セブンのコッペパンシリーズがおいしいので、最近のお気に入りです♪  以 上